新しい資金調達方法として注目されているのが、ファクタリングです。しかしこのファクタリング、悪徳業者も一部いるといわれています。悪徳ファクタリングの見分け方やトラブルになった場合の弁護士の選び方などについてまとめました。
更新日 2020年09月30日
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悪徳ファクタリング会社にかぎりませんが、まず初めに相場よりも格段に安い手数料にて話をもちかけるのが、詐欺の手法です。
安かろう悪かろうがすべてではないですが、2社間取引のファクタリングの場合、それ相応の手数料をもらわないと会社は倒産します。
2社間取引のリスクは3社間取引よりもはるかに高くなります。
以上により手数料は10%から30%が基本となり、それよりも低い場合は、何かウラがあると考えたほうがいいです。
まず、費用請求方法が通常であれば、事前に費用の請求がもらえます。しかし、契約前は口約束程度で、後出しで事前の話とまったく異なる法外な請求をしてくる悪徳業者がいます。
悪質な業者を利用すると、実際に受け取れる額が売掛債権の半額以下になる可能性が考えられます。
悪質な業者は、保証料や手付金など様々な費用を請求してきて実際に振り込まれた額は半分以下になってしまったという話が珍しくないです。
悪徳ファクタリングの中には何かと理由をつけて、半分以下の振込額しかなかったという話もあります。100万円の売掛債権があるのに、実際に手に入ったのは40万円ほどだったという事例もあるほどです。契約書などでどのくらい振り込まれるのか確認しましょう。
ヤミ金は、相手が弁護士を立てたと知っただけで引き下がるケースも多々あります。
ヤミ金側からしてみても「法律のプロである弁護士」とのタフな交渉は、招かざる客というわけです。
悪質業者への対処という意味では、弁護士の力を借りるのが最も有効な手段なのは間違いありません。
プロ弁護士に依頼を行った後は、弁護士が悪徳ファクタリング業者との交渉窓口になりますので、悪質な取り立ての悩みから解放され、本業に注力することができます。
プロ弁護士に依頼を行った後に、悪質な取り立てがあった場合には、弁護士から警察に通報することも可能です。
悪徳ファクタリング業者の取り立ては想像を絶するといわれています。1日に携帯に100回以上の着信があるなんてこともざらです。本業に支障をきたすようなレベルになりますので注意しましょう。
弁護士に依頼する最大のメリットは、過払い請求ができる場合があることです。
もちろん、100%過払い請求できるという訳ではありませんが、払いすぎた手数料を取り戻すことができる場合もあります。
中には、手数料を100万円以上払いすぎているという方もいるかと思いますので、積極的に「過払い請求をしたい」という意思を弁護士に伝えましょう。
ファクタリング案件の経験があるかどうかを確認しましょう。
ファクタリングの案件以外であれば、手続きを進めていくだけで勝ちが約束されている案件もあるのですが、ファクタリングの場合はそう簡単には行きません。
なぜなら、ファクタリングの法整備が追い付いていないからです。
法整備が追い付いていないため、ファクタリング案件の経験がないと、いくら法律のプロとはいえ、対応できないことも珍しくありません。
先述の通り悪質ファクタリング案件は高度な知識と経験が求められるため、相場よりも過度に安価な報酬ではまともな対処は期待できません。
優秀な弁護士であっても片手間でこなせる案件ではないので、相場水準の適切な報酬の支払いはマストとなります。
ファクタリングに対応する弁護士費用には相場があります。安いところにお願いしたくなるでしょうが、あまりに安すぎるところには注意したほうがいいでしょう。
悪質なファクタリング業者が逮捕されていたり、ファクタリングの判例(平成29年3月3日裁判例)の存在を知っていたり、ファクタリング業を営んでいた経営者が貸金業法違反で有罪判決を受けたことがあるということを知っている弁護士は、まずはファクタリングについて詳しい弁護士と言えるでしょう。
東京駅前総合法律事務所
「ファクタリング被害のプロ弁護士によるファクタリング業者対応サービス」という形で、ファクタリング案件への対応を公式サイトで詳細に案内しています。
独自の案件の紹介は無いようですが、弁護士に相談するメリットがわかりやすくまとめられています。
もともと闇金対応に力を入れている弁護士事務所ですが、給料ファクタリングにも早くから対応してきました。
シン・イストワール法律事務所の山下信章弁護士は給料ファクタリングに関する記事を監修していたりと専門知識があることが伺えます。
こちらの弁護士事務所に相談する際には、ホームページの「債務相談内容」の欄のところに給料ファクタリングの相談であることを記載するとその後の手続きもスムーズになるのでお勧めです。
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